Elodie 20th Anniversary

思い出の旅へ ― Elodie 20周年

エロディは今年、20周年を迎えました。
20年間にわたり、創造する楽しさ、探求する心、そして“美しくデザインされたベビーアイテム”への情熱を大切に歩んできました。

創業当初から変わらない想い、それは子育ての日々を「もっと快適に」、そして「もっと美しく」すること。

Elodieのすべての製品には、細やかな心づかいと機能性、そして洗練されたフォルムが息づいています。いつでも、お子さまの笑顔とご家族のしあわせを思い浮かべながら。

この20年のアイデア、成長、そして家族の温かな時間をどうぞご一緒に振り返ってください。

2005 ― はじまりの年

すべては、ひとつのシンプルで素敵なアイデアから始まりました。
2005年、創業者リンダは、自らの手で初めての おしゃぶりホルダー を縫い上げました。

その原動力は、「ベビー用品だって、便利であると同時に美しくあっていい」という想い。
DIYの精神とデザインへの情熱が込められていました。

最初は我が子のための小さな工夫。けれど、そのアイデアはすぐに多くの親たちの共感を呼び “機能と美の両立”という新しい価値観が生まれました。

のちに Elodie Details AB となるブランドのはじまり。今も変わらず、創造性・品質・デザインへの愛がその根底に流れています。

2007 ― 世界へ踏み出す

創業からわずか2年後、エロディは世界に知られる存在となりました。
ブランドを象徴する 「ゴールド・おしゃぶり」 が英国メディア The Sun や Metro UK に紹介され、そのユニークで洗練されたデザインが注目を集めたのです。

その出来事は、エロディが感じていた確信を裏づけました。“美しくデザインされたベビーアイテム”というビジョンは、スウェーデンを越えて世界中のファミリーに届く―。

この年、エロディは初めて国境を越え、グローバルブランドへの第一歩を踏み出しました。

2010 ― はじめてのコラボレーション

2010年、エロディは初めてのデザインコラボレーションに挑戦しました。
パートナーは、カラフルで遊び心あふれるブランド Paul Frank(ポール・フランク)。大胆な個性とエロディの北欧らしい美学が出会い、新しい表現が生まれました。

この出来事が大きな成功を収め、「創造性」と「商業的な力」が共存できることを証明しました。この年から、多くの刺激的なコラボレーションが続き、エロディのブランドアイデンティティを形づくる礎となったのです。

2012 ― アイコンの誕生

2012年、エロディ初のベビーカー 「ストックホルム・ストローラー」 が誕生しました。
当時の市場ではデザイン性が重視されることは珍しく、エロディその常識を変えることに挑戦しました。

結果として、機能と美を両立したこの一台が、ベビーカーに“デザイン”という新しい価値を生み出しました。

さらに同年、象徴的なプリント 「Apple of My Eye」 が登場。世界中で愛され、エロディ独自のデザイン言語を確立するきっかけとなりました。

2013 ― 日常を変える小さな発明

翌年、リンダによるWinged Bib(ウィングド・ビブ) が誕生。
肩までカバーする羽のような形状が、食事の時間をより快適で、すこしだけ楽しいものにしました。

小さなアイデアが大きな変化をもたらし、この革新的なビブは瞬く間に人気商品に。
「日常をなめらかに、美しく変えるデザイン」―その哲学を体現した象徴的なアイテムとなりました。

2015 ― 創造の新しい拠点

成長を重ねた2015年、エロディはストックホルム中心部に新たなショールームを構えました。それは単なる移転ではなく、ブランドの成熟を象徴する節目。

大きな窓から光が差し込む空間は、チーム、パートナー、そしてお客様がつながる場として、新しい創造の息吹を生み出す場所となりました。

2017 ― Blinkie、家族の仲間入り

2017年、エロディは愛らしいコンフォートブランケット Blinkie(ブリンキー) を発表しました。
ぬいぐるみのように抱きしめられる安心感と、繊細なデザインが世界中の子どもたちに愛され、すぐに人気アイテムとなりました。

Blinkieは、快適さ・機能性・美しさを兼ね備えた“エロディらしさ”を象徴する存在です。その後、多くのブランドがこのアイデアに影響を受けることになります。

2019 ― 新しい表現へ

14年の進化と成長を経て、この年エロディはブランドを刷新しました。「Elodie Details」 はよりシンプルに「Elodie」 という名に。

成熟したブランドとしての自信と広がりを表現し、創業当初から変わらぬ“デザインへの情熱”を新しい姿で伝える節目となりました。

2020 ― 広がるコレクション

2020年には、エロディの世界が大きく広がりました。
ラインナップは 40以上のプロダクトカテゴリー に成長し、ひとつの手作りおしゃぶりホルダーから始まった物語が、いまや多彩なベビーアイテムの世界へ。

どの製品にも変わらず込められているのは、細部へのこだわりと丁寧なクラフトマンシップです。

2024 ― 出会いと栄誉

2024年、エロディは新たな出会いと成果を迎えました。英国のヘリテージブランド Morris & Co. とのコラボレーションで、時を超えて愛される柄を現代的に再解釈。

さらに、MONDOストローラー が権威ある Mama Awards Gold を受賞。伝統と革新を融合させるエロディのデザイン哲学が確かな形で評価された一年となりました。

2025 – 20 Years of Passion and Design

2025 ― デザインと想いの20年

そして2025年、エロディは創立20周年を迎えました。CEO兼チーフデザイナーとしてリンダが今もすべての工程に関わり、最初のスケッチから最終ディテールまで、変わらぬ情熱でものづくりを続けています。

20年にわたる創造と想像力、そしてたったひとつの信念。― 子育ての日々を、もっと美しく。
記念の年には、新作 GRACE ハイチェア が登場。エロディの次の章を象徴する新しい一歩となります。

過去を振り返れば感謝に満ち、未来を見つめれば希望と期待があふれる。
これまでも、これからも、エロディの目的はひとつ。

― 毎日の暮らしに、美しさを届けることです。

Elodieのすべては、ひとりの女性の“小さな手づくり”から始まりました

デザインとは、かたちをつくることではなく、毎日の小さな幸せをつくること。

エロディが大切にしてきたのは、見た目の美しさだけではなく、使う人の心に寄り添う、思いやりのデザインです。

20年のあいだ、私たちは問いかけ続けてきました。“このアイテムは、誰かの一日を少しでも心地よくできるだろうか?”

その答えを探しながら、美しさ・機能性・安心・そしてサステナビリティ。そのすべてをひとつのデザインに込めてきました。

創業者リンダの想い